2001年にリリースされたドキュメンタリー「Children Underground」に出ていた5人の子供たちのその後について調べてみました。

リーダーだったクリスティーナ

最初にビデオを見た時に、彼女が男だと思った人は多いんじゃないでしょうか。身を守るための策だったのですね。

彼女は他の子に比べて小綺麗でさっぱりとし、彼女がエタノールなどを吸っている場面や物乞いしている様子は見られません。話し方もきちんとしていて、環境が整えばホームレスから脱出できるんじゃないかなという印象を受けました。

当時16歳だった彼女は2017年現在34歳で、今現在もいわゆるホームレス、ドキュメンタリーがリリースされた後にヘロインを使うようになり、中毒になっています。

彼女は19歳で最初の子供を生み、現在2人の男の子と女の子1人の子供がいます。男の子2人は郊外に住むある女性によって育てられていて、女の子は施設で暮らしているようです。

3人の子の父親は同じ、ですが父親はどこかに消えてしまったらしく、それ以上の情報はありません。

しかし、クリスティーナは27歳の時にSasuという男性と結婚、一時は建築現場で働いていましたが、建築プロジェクトが終わった後はストリートに戻っていきます。

2人ともC型肝炎に感染していて、旦那のSasuはHIVにも感染しています。(Sasuは2014年に亡くなったとネット上では言われています。)

クリスティーナはSasuが亡くなった後、ブカレストに戻り、マカレラと一緒にストリートの生活を続けているそう。2016年に彼女のことを見かけたというコメントがネットにありました。

スポンサーリンク


ミハイ

当時12歳だったミハイは、ドキュメンタリーがリリースされた後にベルギー人の男性に引き取られています。

男性はドキュメンタリーを見たあとブカレストに行き、半年かけて彼を探しだしたそうです。

その後彼はベルギーで大学を卒業し2012年に一度、一年間ルーマニアに戻っています。ソーシャルワーカーとして働くために戻ったとありますが、詳細は記録されていません。

彼はフェイスブックのアカウントを2つ持っていて、最新のポストでは2017年12月の時点でロンドンにいることがわかっています。

スポンサーリンク


マカレナ

マカレナ2012年8月にブカレストで目撃されたほかに2013年11月にはジャーナリストの Jodi Hiltonさんのウェブサイトで写真が公表されています。

彼女はクリスティーナの2歳年下と紹介されていたので現在は32歳くらいでしょうか。写真が載っているウェブサイトはこちら

正直に言うと、あのビデオ中の中毒っぷりとか弱々しい雰囲気は長く生きられないんじゃと思っていたので、ほっとしました。注釈に”子供のような大人”とあるのが気になりましたが、写真が撮られた時点では施設で暮らしているようです。(施設の中が安全だといいのですが。。。)

アナとマリアン

この姉弟は警察のストリートチルドレン一掃のあと、アナは母親の元に戻され、弟のマリアンは施設に預けられました。

なぜ別々なんだろうと思ったのですが、マリアンが施設に残されたのは社会復帰が可能と判断されたからだそうです。。??

アナは家に戻り、ビデオの最後では母親と一緒に笑顔で写っていましたね。なんだか腑に落ちないのですが、マリアンがその後施設で育ったのは間違いないようです。

2人ともフェイスブックのアカウントを持っていて、2011年までのポストが見れます。マリアンはとても健康そうで問題もなくごくごく普通の生活を送っているように見えます。

フレンドの中のアナ・マリアというのが、2011年当時のアナのようです。

マリアンのFB→https://www.facebook.com/marian.turturica.5
アナのFB→https://www.facebook.com/profile.php?id=100002070401121

スポンサーリンク


家出だったミハイ、アナ、マリアンはその後ストリート生活を終え社会に復帰しましたが、マカレナは施設に、クリスティーナだけがまだストリート生活をしているようです。

しかしクリスティーナは意外というか何というか、最後に密着取材をされた記事を見ると、笑顔をたくさん浮かべているのです。まるでストリート生活を苦に思ってなさそうです。

参考記事

Violeta “Macarena” Rosu

ミハイのFB
https://www.facebook.com/tudose.mihai.332fref=gm&dti=170625613045771&hc_location=group

Cristina’s Street

Cristina’s street

<関連記事>
⇒ルーマニア・ストリートチルドレン 製作者が触れなかったトピックと私の感想
⇒ルーマニア・ブカレストのストリートチルドレン ドキュメンタリー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください