初めて国会議事堂に行った時は、’こういうのやってるんだ’ くらいの軽い気持ちで
ガードが交代するを見ていました。

見る価値はありますよね、日本ではまず兵隊さんをみることはないですし、
気軽にしかも間近で儀式?を見ることができるのですから。

まっすぐ前だけをみて微動だにしない衛兵さん、ものすごい自制心です。
うようよどこからともなく現れる観光客の目にさらされながらも、じっと任務を遂行しているのです。

最初に思ったのは ”でかっ” でした。衛兵さんたち、
なんでもあのポジションに付くには、187cmの身長がないといけないらしいです。

(日本語のウィキペディアでは195cmとありましたが、英語版には187cmとあります、どちらが正しいのでしょうか。。)

背が高くて体も鍛えられているのがわかるので、かなりのイケメンさんたちです。
警備隊の名前はエヴゾノスといって、守る人という意味。とりあえず’でかい’です。

私は1ヶ月ちょっとの滞在で10回以上は見ました。

あの微動だにしない姿勢、交代の時のあのスロ~な動き、民族衣装っぽいあのユニフォーム
かかとの盛り上がったあの靴。(ポムポム靴なんてだれかがネットで言ってました。そういう音がするからだと思うのですが)

どこの国も軍隊をベースにしたパフォーマンスはユニークですね。
チーム一丸となって同じ目的、行動をするにはああいったことが必要なんですね。

でもこのアテネの衛兵さんの動きはかなりゆ~っくりです。
一説では、直立の状態から血の流れを徐々に促すための動きだとか。

片足の状態の時は、大体の衛兵さんの足はぷるぷる震えています ^^
そこまでしなくてもいいなじゃないかとも思うのですが。

でも。。私が思うにあれはもう墓の警護というより、観光パフォーマンスですね。

よく言えば自制心の養われた、国に従事する立派な歩兵ですが、
ちょっと否定的にいうと、洗脳されてるんじゃないか、と。はっ、いってしまった。。

洗脳という言葉は悪いですね、すみません。実は何度も見ているうちに、なんだかあの北朝鮮の軍隊の行進となんら変わらないような気がしてしまったのです。(北朝鮮のすべての人々が洗脳されているとは思っていません。)

国として独立戦争で戦った人々のために、記念碑があることはとてもいいことだと思うのですが普通に守ればいいんじゃないのかな。あのパフォーマンスは必要なのかな。なんて思ってしましました。

ネット上にはあのポジションはギリシャの志願兵にとっては、とても
名誉あるポジションなんだといくつかのサイトに書かれていました。

2001年と2010年に火炎瓶と小さいながらも爆弾が置かれたらしいのですが、その時でもガードさんはその位置から動かずに、むしろ持ち場を離れることを拒否したらしいです。。

。。。いや、非難しましょうよ。。

でもたぶん、そういう名誉のあることなんだよ、という認識を持たせないと、
あれを’やりたい’なんて思う人はなかなかいないような気がするのです。。

まぁあまり深追いはする必要はないですよね。
ふとこういうことを考えることも旅の醍醐味の一部かなと思います。

この衛兵さん達は、この無名兵士の墓以外にも、大統領宅の前にもいて
同じことをしています。

観光客はほとんどいなくて、ライフルを持った警備がぎっしりされていますが、
普通に見てても大丈夫でした。

衛兵さんは15分に一回、左右の持ち場を交代します。
そして、1時間に1回、別の二人組みと交代。
なので、実質じーっと直立姿勢でいるのは、15分ですね。慣れればなんてことないのかな。

日曜日であれば毎週、朝11時に、公式のマーチが行われるのでこれもまた面白いです。

それから日曜はアクロポリスの上でも、旗を揚げる儀式が朝8時、夕方の閉館の際には旗を下げる儀式が見れます。

余裕があるなら、この時間に合わせて行ってみるのもいいと思いますよ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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