ギリシャについてまず目につくのがアクロポリス。
と、落書き! 。
ではないでしょうか。壁という壁、柱という柱にぎっしり。これを破壊ととるか芸術ととるか
クールなアートもあって、質もスケールも’わぉ’と思うものも確かにありますが、でもそれはほんの一部で、2:8くらいの割合でほとんどがくだらない、アートとは程遠いものばかり。せっかくのアートも幼稚な落書きに紛れてしまうのは残念です。

残念、残念だぞギリシャ。
誰がやってるのか。
明らかに10代から20代の若い世代、学生か職についてない若者達。
なぜ? 落書きは若者の叫びともとられています。仕事がない、やることことのない若者たちの苛立ち。ギリシャの失業率は23.76%(日本は3.11%) その中でも若者の失業率は46.6%(15歳から24歳、’17年)というからすごいですね。
でも、なんかしっくりこないのです。
というのはギリシャの大学は授業料自体は無料なのです。それまでの成績で入れる大学が制限されるにせよ、学ぶことはできます。卒業してEU圏へ面倒なビザの手続きもいらずに移動することもできます。こんな恵まれた環境は日本にはないですよね。実際多くの若者がギリシャから離れて、その数は5千万人ともいわれています。多くが20~34歳の働き盛りの人達。
愛国心から政治体制に怒りを覚えるのはどこでにもあることだけど、やることない仕事ないを抗議するのはおかしい変ですよね。たぶんもっと深くて政治体制の欠陥とかもあるのだろうけど、単純にエネルギーが有り余っての反抗期だとか、単純にイタズラだと思います。

残念、残念ですギリシャ。
いつから始まったのか。
2009年に財政危機が取り出されてから抑制が効かなくなってきたといわれています。アテネの落書きが一番ひどいです。ピレウスや北の郊外へも出掛けたけど、やっぱりアテネ中心地の落書きが一番激しい。
アテネで危険な地域
個人的に一番は危ないかも思ったのはオモニア広場の西側エリア。クリステノス通り、ソクラテス通り。実際エアービー&ビーのホストも西側は無視していいと穏やかにですが言ってました。実際、特に何もないので観光で行く必要は全くないです。
毎回明らかに薬漬けっぽのが道端に座り込んでるし。突然大きい声出したり、じーっと一点を見て動かない人とか、売春婦も昼間から客引きしてます。合法なんですけどね。平日の明るい内ならそれ程問題はないかもしれないけど、土日は午後から歩いてる人がガクンと減るので注意が必要です。
オモニア広場自体は小銭をせがむ人が多くてちょっとうっとうしいけど、そこまで危険とは感じませんでした。隙を見せないことが大事ですね。