ハッピーエンドで終わる愛の物語。
いや、でも二人の一番最初のベッドシーンよかったです。
いやらしくなくもなくセクシーで情熱的でした。
困惑しながらもフリダを受け入れたミアがまだ絶頂感に浸っていて、
どれだけの人がが気づいたかわからないんですけど、
ミアがフリダの髪を上方向に寄せるシーンのあと、ミアの目から涙が一滴だけ落ちるんです。
あれは演技なのか、それとも偶然なのか。目は潤ってないんです。
あまりも自然で最初は見逃したのですが、
あの一滴の涙はミアの複雑な複雑な複雑な感情が入ってると思うんですよね。
最初のベッドシーンの最後で、フリダがミアの横に顔を埋めるシーンは
ミアの罪悪感と動揺と困惑が入り混じった表情とは全く対照的で、
フリダの満たされた感があふれてます。
キスミーうんちくその①主役の二人はプライベートでもレズビアン?
ミアを演じたのはスペイン系スウェーデン人のルース・フェルナンデス
フリダを演じたのはリブ・ミョーンズ(ミョーンズであってるのかな)
二人ともプライベートではレズビアンではなくて、ヘトロセクシャルのです。
(ヘトロセクシャルは異性愛者という意味。ホモセクシャル同性愛者の反対語ですね。)
映画を見てると二人ともレズビアンに思えてきますよね。
特にリブはあのキスのし方とか、セックスシーンなんて超ナチュラルな感じでしたし(笑
でも二人とも男性のパートナーがいて今では子供もいます。
ルースには男の子が一人
リブには2人の男の子の子供がいます。
2人のプロフィールはまた別で書きます。
で、俳優さんて映画に出るとプロモーションとかでインタビューを受けるものじゃないですか、
で、たいてい同性愛者の役を演じた人って必ず同性愛について、聞かれるもののような気がします。
でも、たいていみんなはぐらかすんですよ(笑
肯定も否定もなく、同性愛に対する意見をいうのを避けてる感は感じられます。
敏感なテーマですからしょうがないですね。
ルースへのこの映画へのインタビュー記事はどうにも見つけられなかったんですけど
(たぶん彼女はフランスのパリを拠点としてて、スウェーデンには映画とかテレビの撮影の時しか来ないようで、そのせいかなぁと思います。)
リブがインタビューに答えてる記事はいくつか見つけました。
彼女の答えはシンプルで「私はフリダのような人生を経験をしたことがなかったから、あの役はとても興味深かった」
(グーグルの翻訳をつかったので、だいたいの意味として捉えて下さい)
とだけ答えていました。
でも映画のプロデューサーのジョセフィンさんはレズビアン。
映画の内容は彼女が経験した境遇とかなり近いようです。
キスミーのうんちくその②
プロデューサー・ジョセフィンはこの映画の為に自分で映画の製作会社を始めた(作った)
脚本を書いたのはジョセフィンさんじゃなくてアレキサンドラさんという方。
ジョセフィンはアレキサンドラさんにあった時、なにかビビビッときたんでしょうね、
(あ、びびびって表現もう、ちょっと古いですかね(笑)
彼女と何か仕事がしたい、とにかく何かしたいと思ったそうです。
そしてその時点でアレキサンドラさんが書き上げてた20ページ程の内容の脚本を読んで、自分が経験したことと重なることにびっくりしたよう。
何度もアレキサンドラさんと話し合って、物語の構成を作っていくのだけれど
何分テーマがテーマだけにスポンサーが見つからなくて、ついには自分で製作会社を作ってしまったそうです。
スポンサーによって物語の構成や主旨が変えられてしまうことが、嫌だったみたいですね。
スポンサーにはそんな力もあるんですね。
スポンサーの中には同性愛のテーマを扱いたくないとか、
ラブストーリーじゃなくて、10代の女の子を主役にしたコメディーに仕上げたいような話もあったとか。
ジョセフィンさんは頑なに自分の描いた物語に仕上げたかったのですね。
ジョセフィンさんが折れなくてよかった。
キスミーのうんちくその③
構成にかかった期間は5年、実際の撮影にかかった期間は?
この映画キス・ミーはいわゆる低予算映画。
(でもミアの父親役のヘンリックさんとフリダの母親役のレナさんはスウェーデンでは大物俳優さんです)
そして、撮影に費やされた期間はたったの6週間とのことでした。
たぶん構成する期間に5年もかけたので、スムーズにいったのでしょうね。
キスミーうんちくその④
リヴは車の免許を持っていない
フリダを演じたリブは実は実生活では車の免許を持っていなくて、
映画の中で週末デンマークのアイランドへと向かう時の撮影は
トレーラーにヴァンを乗せてたそうです。
でもスウェーデンに帰る時にエンジンを空回りさせる場面を見てると
免許を持ってないようには見えないいい演技でしたね。
(思いっきり褒めまくりです(笑)