モンデロビーチは市内から西へ8キロ離れた所にあります。

パレルモ市内からはローマストリートの終わりにあるポリテマ広場から806のバスで約30分ほど、バスチケットは1.40ユーロです。私たちは予め往復のチケットを買って向かいました。バスのドライバーから買うと1.80ユーロ、その場合ドライバーさんはお釣りを持っていないことが多いので正確な料金を用意しておく方がいいでしょう。

タクシーで行くなら約25ユーロ、レンタカーで行っても駐車場を探すのが大変で値段も時間にもよりますが、タクシーと同じくらいの料金を払うことになるかもしれません。とにかくビーチ沿いは端から端までは人と車でいっぱいです。

私たちがモンデロビーチへ行ったのは5月の中旬の平日、ハイシーズンに入り始めた時期で平日にも関わらずとても混んでいました。もし泳ぐつもりで行くならちょっと窮屈(きゅうくつ)に感じるかもしれません。

私たちは始発のバスで行ったので座ることができましたが、地元の人たちも途中でぞくぞくと乗ってくるのでバスの中は朝のラッシュアワーのように満員でした、

マナーのない十代の子たちも結構います、スリには十分注意しましょう。

オリジナル・シーサイド施設
(伊)Antico Stabilimento Balneare/(英)Ancient Seaside Establishment

ビーチに着くと真っ先に見えるのがビーチの真ん中にあるこの建物。

Photo: Berthold Wener

1913年6月15日にオープンしたシーサイド施設、チャールズトンと呼ばれることも。中にはバーやレストランがあります。
この建物を境にビーチは2つに分かれ右側は有料、左側が無料のビーチエリアです。

右側の施設を利用するには22ユーロ/日、シャワーとロッカーだけなら4ユーロ/人で利用することができます。

モンデロビーチの歴史
モンデロは実は19世紀の終わりまで泥沼に覆われた湿地地帯でマラリアの蔓延(まんえん)する危険な地域だったのです。透き通ったエメラルドグリーンという言葉がぴったり当てはまるこのビーチを見ていると、ちょっと信じられませんね。

20世紀に入ってからパレルモの貴族だったフランセスコ・ランザがベルギーの不動産会社の支援を受けて下水溝の設備を設立、これをきっかけに周りに大きなVillaビラ一戸建ての建設が始まり、裕福な人々が移り住み今のリゾート地になりました。

ビーチ沿い
ビーチ沿いのプロムナード・散歩道にはとにかくアイスクリーム屋さんだらけです。私たちは2日連続で大きなアイスを食べていたので、さすがにこの日は控えました。その代わりにスナックでパネッレ(ひよこ豆をペースト状にして油で揚げたハンバーガー)とアランチーニ(リゾットボール)を食べました。

パネッレは淡白な味なので、レモン汁やケチャプをかけて食べるといいです。逆にアランチーニは基本揚げ物なのでリッチで結構お腹に重いです。ビーチ沿いを西に歩いていくと大きな広場があり、そこには多くのレストランが並びます。サングラスやお土産物の露店やストリートパフォーマーもいてとにかく賑やかな場所です。

左右にある山(というか崖?)
海を目の前にして右にあるのが”ペレグリーノ山”、左にあるのが”ガッロ山”
ペレグリーノ山はパレルモの守護聖人”ロザリア”が祀られている場所。毎年7月15日には彼女を祝福する祭りが行われます。
ガッロ山は自然保護区に指定されているエリア、古い灯台があって散歩できるのですが、モンデロからは民間の私有地を通らなければいけない為、入り口で寄付という形で数ユーロ払う必要があります。スタッフは車の中にいて、そのまま通り抜けようとすると声を掛けられます。ここからの景色は絶景です!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください