正確にはパナシナイコ・スダディオ(Panathianiko stadio) 英語ではPanathenaic stadium

又の名をKillimarmaro カリマーマロ“美しいマーブル”という意味でその地区の名前にもなっています。

 

photo taken by Elpeza

 

“立派” 

この言葉以外出てませんでした。“人”が作ったものを見ると自然を見る時よりも感動が2倍になります。なんといってもこのスタジアムはすべて大理石で作られているというからすごいですね。

紀元前330年に競馬場として建設され144年になってヘロデスアッティカスによって全て大理石で再建された。1986年に第一回オリンピックが開催される。当時は80,000人を収容できたそうです。現在は45,000人収容可能。

アテネは街中ほんと大理石だらけ。主要な建築物はもちろんの事、アパートメントの階段やステップ、窓台、ビルの柱、歩道にもマーブルが敷かれている場所がたくさんあります。日本じゃ考えられないですね。

アテネの大理石はほとんどがアテネの北東にあるペンテリカス(ペンテリコ)山(Mount Pentelicus)から発掘され運ばれてきているそう。空港へ行く道のりで採石されてるのが見れます。

120年経った今でも朽ち果てず、色褪せず、壮麗にして歴史を表現しつつ雄大で堂々と横たわっているこの場所はほんと素晴らしいです。壮大とか壮麗とかってこうのを表す時に使うんだろうなと思いました。パルテノンも3つの丘から見たアテネの景色も良かったけど、一番感動したのはこのスダジアム。

聖火は4年ごとに今でもここで太陽の光で点火されます。2020年の聖火はここから東京へ運ばれるんだと思ったら、なんだかさらに感動してしまいました。

どうにかこの感動を捉えようとして、何度も何度もシャッターを押したけど、あとで見るともちろんほとんど同じ写真ばかりでした、記念というよりは感情でボタンを押してましたね。

スタジアムは一般公開されていて、3月から10月までは朝8時から夜7時まで開いている。入場料5ユーロ。

最寄りの駅はトラムのZappeio駅。地下鉄ならアクロポリス駅が一番近いです。

 

道に迷いました。

連日40度を越えんばかりのアテネは昼間歩くには辛いので、散歩へは朝と夕食後19時あたりから出かけました。この日はアクロポリス駅で降りて郊外を散歩しながらゆっくりスタジアムに向かう予定だったのですが、途中で迷って地元の人に助けを求めることに。アテネは坂道が多くて息が切れますね。地元の人に道を聞いたら、2通りの行き方を教えてくれました。

一つは普通の観光客が行く真正面から見るルート。

もう一つは林の中を抜けて山道を通ってスタジアムを上から見る向かうルート。

”穴が開いてるゲートがあるからそこから入ると良い。”と。

今いちよくかわらないまま、でもなんだか後者の方が良さそうなので、2つ目のルートを行く事に。2分ほど進んで一応ゲートを見つけたのですが、閉まっている。。。

と思ったら、30mくらい離れたところに鉄柵が横に(無理やり)広げられて開いてる箇所を発見。入っても良いのか、よくわからなかったけど、あの地元の人が言ってのは絶対これだと思って柵越え。公には多分ダメだと思うので写真は控えました。

やっぱり地元のことは地元の人に聞くのが一番ですね。

なんだか得した気分になって、るんるん気分で山道を進むとジョギングしている人や、犬の散歩をしている人とすれ違いました。途中でパルテノンが見えるところに来ました。

登り下り、くねくねする公園を抜けて、たどり着いたのはスタジアムの東側のトップ。

“わぉ。スペクタキュラー”思わす声に出してしまいました。汗だくで坂道を登ったのも手伝ったのかもしれません。“たどり着く”って気持ち良い快感ですね。

敷かれた大理石の観客席はほんとに綺麗です。

すでに閉まっていたので入ることはできなかったのですが、一部くぼみなっている所で十分堪能できました。観光客らしき人達が下のゲートの前に見えて、さらに得した気分になってるんるんで写真を撮りまくりました。あまり期待してなかっただけに、感動は倍でした。

素晴らしいぞ、アテネ!

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