私は愛国心というのがどうも苦手で、オリンピックとかあんまり好きじゃないんです。

いえ、あのスポーツ選手のあの鍛え抜かれた身体とか技術とかあの精神力とか忍耐体力とかは本当に素晴らしいと思います。

モダンオリンピックについて言えば最初はスポーツでその時だけは戦争なんて忘れて人種も生い立ちも忘れて、一つの技を競い合うだけの場があってもいいんじゃないか、とか、好きでやっていることを国をまたいで一緒に楽しもうよ、みたいなコンセプトだったってことをどこかで読んだことがあります。

ですが、モダンオリンピックはいつしか”国”同士の競合だけに焦点が置かれているような気がします。国が獲得したメダルの数に重点が置かれいて、選手も”国の為に”みたいな雰囲気で溢れています。一人一人の選手に注目も当たりますが、大抵の人は国が取ったメダルで自国の誇りを上げたり下げたりしてるような気がします。

なんだか国別のメダルの数が報告される度に違和感を覚えて疲れてきました。

ある一国の愛国心1000%のプロテストの報道にもなんだか違和感を覚えて、そもそも愛国心てなんだろうと考えてしまいました。

愛国心て結構危険な思想だと思うんです。愛国心があって抱く感情が全てマイナスなことばかりとは言いませんが、なければ抱かなくていいマイナスの感情が結構生まれてくると思うのです。

そもそも国っていうのは権力を謳歌する政府の人々が作った境界線てだけで、個人レベルではほとんど意味がなくむしろない方が楽なような気がします。あくまで、思想としてですが。

国っていう枠組みでいうと境界線があるばかりに、あの国の人は汚いとか、自信満々で横柄だとか、逆になんだかあの国の人たちには勝てないとか劣等感みたいな偏見が知らずの内に植え付く場合もありますし、人を個人として見る感覚が国境があることによって奪われることがあると思うのです。

偏見て取り払うの結構難しいです。

愛国心がいいとか悪いとかは大きな論議なりますが、ん〜なんとなく苦手です。

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