ヨーロッパを観光で3ヶ月以上旅行する場合、避けては通れないのがシェンゲン協定の知識ですね。
私は初めて聞いた時、知識はおろか、うまく発音すらできませんでした。それにただの観光で3ヶ月以上も旅行できるほど、金銭的に余裕もないし、私には関係ない話だったたので、初めてヨーロッパを旅した時は完全に無視。
今でも詳しくはわからないのですが、とりあえずシェンゲン協定加盟国では
入国審査を受けずに、3ヶ月は移動自由ということですね。
3ヶ月は意外と短い
今回はヨーロッパの国をまたいで半年以上の滞在を計画していたので嫌でもこのシェンゲン協定と関わることに。
まぁ滞在出来ないんだからしょうがない、他の国に行けばいいだけの話なんですけどね。
私達はイタリアとギリシャで10週間過ごし、その後はハンガリーに1週間滞在して、
となりの協定にまだ加盟していないルーマニアへ移動しました。
(ルーマニアのティミショアラという街はなかなかいいでしょ^^)
ティミショアラで1ヶ月弱を過ごし、次に行く場所・国を考え始めたのですが、
このシェンゲン協定の為に行ける国がかなり制限されてしまったのです。
ルールはルールだししょうがないと思いつつも、ほぼ地球の裏側から来たのを考えると欲がでるというか、ヨーロッパもっと見てみたいなぁと思ったのです。
行ける時間とお金にも多少の余裕があるのに、この機会を逃したらもう二度と来ないかもなぁなどなどいろいろ思いました。
そんなことを考えてたら、ん?じゃぁ何のために国間の協定があるんだろう、と思いました。
考えてみれば、日本はほぼそれぞれのヨーロッパの国で90日以内の滞在をビザなしでOKとしているのに、シェンゲン協定があるばっかりに、私達はオランダいる友達を訪ねることや、まだ行ったことのないデンマークとかスウェーデンなどに行く選択肢を諦めなければいけなかったのです。
個人的には入国審査をガンガンやってもらって構わないので、シェンゲン協定ではなくて国ごとの協定を優先してくれたらいいのに。入国審査で並ぶくらい私、余裕でしますよ。
そう思いませんか?
私達の機会損もありますけど、私の行きたかったデンマークやスウェーデンにとっても
経済的ロスだと思うんですよ。この協定の為に観光客が落とすであろう経済効果を得る機会を失うのですから。
なんだかシェンゲン協定は腑に落ちませんが、とりあえず北欧諸国は次回まで
おあずけです。。