最近この方の本のオーディオブックを聞いています。

「The Adweek Copywriting Handbook」というやつです。

日本語では「全米NO1セールス・ライターが教える10倍売る人の文章術」という題名です。

オーディオを読んでいる人の声がちょっとポップ過ぎるのか、最初の2~3章まではただの自慢話にしか聞こえなくて、すぐに放り投げてしまいました。

声のトーンって結構大事ですね。

自己紹介と実績ということなのでしょうが、ちょっと長過ぎっと思ってしまったのです(笑

しかし、2,3ヶ月経った後にせっかく買ったので流し聞きくらいはしようと思い散歩しながらプレイ速度を1.5倍にして聴きはじめました。

私はそもそもこの方が誰なのかさえ知らない。

途中まで聴いた所で、著者に興味を持ち始め、とりあえずシュガーマンさんて誰なのか調べてみました。

ジョセフ・シュガーマンとは?

シュガーマンさんは1938年4月25日生まれで2018年現在80歳の方。

アメリカ・シカゴの出身。ウィキペディアのページはありません。

’80年代、’90年代にダイレクト・マーケティングの世界では知らない人はいないほど大成功を収めた方ということでした。

現在は

JS&A Group, Inc,(最初は電卓を売っていた会社だった)
BluBlocker Corporation (サングラスメーカー)

この2つの会社の会長であり、また

TransVio Technology Ventures, LLC

という会社のダイレクターを努めているそうです。

彼の会社は多くの商品を「一番最初」に広告で紹介したという業績があります。例を挙げると、

などが有名です。

ジョセフさんが言うには、フリーコールを利用したのが彼の一番の成功だったと語っています。

テレビショッピング通販のプロ

また彼はテレビショッピングなどの「インフォマーシャル」を最初に行ったことでも有名だそうです。あの深夜によくやってるテレビショッピングですね。

なるほど、私が無知で知らなかっただけで、ジョセフさんはすごい人だとわかりました。

海外のサイトもいろいろ探して、ジョセフのことについて調べていたら、イギリスのオンラインビジネスのサイトでインタビューを受けているジョセフさんの生声を聞くことができました。

とてもいい声の持ち主です(笑

ほんと声のトーンって大事ですよね。同じ内容でも伝わり方が変わるのですから。

最初からこの声で聴いていれば、一番最初に買った頃に最初から最後まで聴いていたかもしれない。

やっぱりあのオーディオブックを読んでいるあの日本人の方の声はちょっとポップ過ぎるというか、よく言えば丁寧過ぎるというか、とにかく言葉に温度がないように感じました。

じゃ本読めばいいじゃんって感じなんですけどね。。。本はとにかく時間がかかるのですよ。

シュガーマンさん、語尾に「マン」がついているので、即座にユダヤ人の方かなと思いました。

「マン」とか「バーグ」で終わる苗字の方は、大抵ユダヤ人の方だとどこかで読んだことがあったからです。でも気にするところではありませんね。

インタビューの内容

インタビューは30分の長さでしたが、本の概要や実際に本の中で語られていたこと、ちょっとしたバックグランドについても答えていました。

実践的なテクニックなどは本での方がもちろん詳しく学ぶことが出来ますが、このインタビューだけでも、十分ダイレクト・マーケティングがビジネスの中で重要な位置を占めていることが伝わります。

「滑り台効果」「罪悪感」「期待」「欲求」「満足感」のこともインタビューでは語られていて、もう本の内容全部話しちゃんじゃないかと思ったほど。

インタビューはこちら(英語です)

ビジネスはダイレクト・マーケティングだ

この本のオーディオブックは、なんだか最近「ビジネスはマーケティングだっ」みたいな話をよく見聞きするので、なんとなくこの人有名なのかななんて適当に選んで買ってみたのです。

彼の経歴が終わってやっと本題のところに来て、聴いていると、なるほどいろいろな例やテクニックを語ってくれています。

商品ではなく「コンテンツ」を売る というのはシンプルなようでいてあまり意識されていないことなのかも、と思いました。

コンテンツとは直訳すると「内容」ですが、マーケティングでは商品に少しでも関心のある人に、買いたいと思わせる心を掻き立てるような情報のことをいうらしいです。

商品自体の情報、例えば、
・千切りスライサーは刃はステンレススチール、
・取っ手は滑らないように出来ている、
・重さ◯グラム、

などではなくて、

・「玉ねぎを千切り、私とスライサーどちらが早いか」とか、
・「スライサーを使うと3分の1の時間で下準備が終わる」

という風に、利点を上げて購買意欲を高めるという感じでしょうか。

発想がちょっと陳腐ですね、はい(笑

とにかく商品のスペックではなく、心に響くことを書くこと、手にとった人が疑問に思うだろうことを予想する、など、当たり前のようでいて多くの新商品を発売する人たちが気を配りきれていないというなことだと思います。

とりあえずこのオーディオブック、前書きや序章は飛ばしてテクニックの部分は自分の表現力を高めるためにも役に立つような気がします。なので、あのオーディオブックのお兄さんの声に慣れつつ、何度も聴いて自分のものに出来れば、と思っています。

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